主に重症例に対する抗炎症作用を期待して用いられます。
抗ヒスタミン薬の内服などでは充分な効果がない場合、
副作用の心配があるので、ステロイド剤は、
短期間または頓服として内服が行われます。
症状を抑える効果が高いこともあり、
漫然と処方を続ける医師も存在するようですが、
副作用だけでなくステロイド離脱困難に陥ることが
あるので要注意です。
特に小児に長期投与を行うと
成長障害など重大な副作用が起こり得るのです。
点鼻薬のステロイドの場合は、
局所に作用したのち、体内ですばやく分解されるものもあり
、
副作用の心配も少ないため、
重症の鼻炎がある場合には積極的に用いられることもあります。
医師によっては、重症でない場合も積極的に
用いる場合があります。
特に遅発相による、鼻詰まりに効果的とされています。
鼻血が出やすくなる副作用を感じる患者も多いようです。
目の症状がひどい場合も、ステロイドの点眼薬が出される
ことがありますが、
副作用に注意して慎重に処方してもらいましょう。
眼圧などの検査ができる眼科専門医に
処方してもらうのが一番です。